ここ1ヶ月くらいでライブをたくさん観たので感想を簡単に書き残します。
- Festival de FRUE 2022(11/5・11/6 つま恋リゾート)
- Khruangbin(11/17 豊洲pit)
- Big Thief(11/19 恵比寿ガーデンホール)
- The Comet Is Coming(12/2 渋谷WWW)
Festival de FRUE 2022(11/5・11/6 つま恋リゾート)
the Hatch
- 特に予習もせず観たけどNo Wave感あるカオティックさがかっこよかった。
- そんなバンドなので「いつもは夜にやるのでこんな早い時間にやるのは初めてです」みたいなこと言ってて面白かった。
岡田拓郎
- アルバム『Betsu No Jikan』がいろんな人を呼んでるからどんな編成でやるかよそうつかなかったけど、まさか石橋英子&山下達久のカフカ鼾が出るとは!(アルバムの方にはJim O’Rourkeが参加している。)フジロックで石橋英子見たので今年二度目。
- セットリストは3曲?ボーカル曲の「Moons」はわかる、次の曲もイントロが「Reflections / Entering #3」だったのでおそらくそう(後半は違うかもしれない)。最初の曲はなんだろう。新規のインプロかな。
Sam Amidon & Strings
- 声がいいしバンジョー上手い...!
- 日本人カルテットとの共演だが、当日に初めて顔合わせしたそう。息ぴったり。
- トラディショナルなフォークの編成ながらエレクトロニカみたいな音の出し方をする。「Here Comes That Blood」なんか特に。
折坂悠太
- 食事等でちょっと外していたためあまり見れず残念。
Billy Woods
- 最低限の照明とアーティスト以降で撮影禁止のステージ。
- めちゃくちゃ格好よかったに尽きる。フロウが神々しい。
- バックトラックも、ファンク由来のキレ重視のものではなく、フリージャズのようなもので、重厚なうねりがある。
- この人はどういう系譜なんだろうか?J Dillaみたいな?
Pino Palladino&Blake Mills
- とにかくすごい4人が集まったもんだ。
- Pino Palladinoは、かのD'angelo「Voodoo」でベースを弾いている、というだけでも恐るべきレジェンド。その他John MayerやThe Whoなど対応力がすごい。
- Blake Millsも
- ところでSam Gendelをフィーチャーした曲をもつアクトがこのフェスには多いな。岡田拓郎、折坂悠太、Sam Amidon、Sam Wilkes...(ちなみにそのどれにも登場はせず。)
新垣睦美
- 沖縄伝統音楽の奏者とういうだけでなく、フィールドレコーディングを組み合わせたサウンドスケープ的な音楽。
- 朝9時から全く別の時間に飛ばされたようでとても良かった。
- そんなSEを流すMacbookは木目のカバーが被せられていてなんか微笑ましかった。
民謡クルセイダーズ
角銅真実
- 後半しか観れてないけど最初から観れば良かったくらいに良かった。
- この人はソロ名義でアルバム出す以前に「ceroで変拍子パーカッション叩きながらニコニコとコーラスする人」という印象が先にあった。
- 今回そのソロでのSSWスタイルを観て、独自のタイム感でやってるのがすごいなと思った。
- Sam Amidonが登場してコラボ曲披露。良い曲だった。
鈴木慶一 w/Marginal Town Screamers ft 上野洋子
- しれっとタイムテーブルに組み込まれている大ベテラン(失礼)。しかも新しい編成。
- 詩の朗読付きの完全即興。「ラバさん」連呼のループからの展開がすごかった。
- 上野洋子もよくわからない音出してた。
Deerhoof
- ドラマーのGregはなにもかもおかしい。爆叩き。
- コール&レスポンスを要求されたが難易度が高いよあれは!
- このフェスで一番ロックバンドの音だった!爆音ってきもちいい!
Sam Wilkes Quintet ft Chris Fishman, Craig Weinrib, Dylan Day, & Thom Gill
- 帰りの新幹線も早めに取ってしまっていたので最後までは観れず。
- ベースでシューゲイザーばりの音を出してて相変わらず圧巻。
その他、ロケーションなど
- 天気に恵まれ、昼間は暖かくて半袖で過ごせた。特にキャンプ場とglass stageのあたりは日がよく当たるので暑いくらい。
- キャンプ泊にしたが、夜もそこまで冷え込まなかった。マミーシュラフ+カバーでなんとかなるくらい。
- メインステージから歩いて数分のところに銭湯あるのがありがたい。しかもその日に限って朝から入れる。
Khruangbin(11/17 豊洲pit)
- 最強の3ピースバンドだということを改めて確認した。
- Mark Speerのギターは奔放に弾いているようながらもディレイかけた状態でシンコペーションが綺麗に響くように合わせるところをカッチリと合わせてる。
- Laura Leeのベースはバッキバキにコンプレッサーをかけ、休符の付け方が神がかっていた。「Summer Madness」のベースで意図的にずらしてるところがあったけどこれがかっこいい。
- ドラムのDonald Ray "DJ" Johnson Jr.はさらに一段上の化け物。キックとスネアの切り方も、正確に美味しい音を刻むハイハットも最高。
- ヒップホップカバーメドレーは矢継ぎ早に変わっていくのでなかなかわからなかった。Tom Tom Clubもやってた。
Big Thief(11/19 恵比寿ガーデンホール)
- 「Flower Of Blood」の途中でベースに機材トラブルがあり、3人が長いこと穏やかな演奏で時間稼いでた。
- トラブルが解消して戻ったタイミングで爆音で最高。
- 「Simulation Swarm」のアルペジオのリフレインもAdrianne Lenker が弾きながら歌ってて上手い。そしてギターソロに入った瞬間の音量差が思ってた以上で痺れた。
- そして「Not」のギターソロはまるでNeil Youngのような激情型長尺ギターソロ。
- アンコール一発目の「Changes」は感涙もの。いいタイミング。
- Jamesの特にアメリカンロックを体現したかのようなドラム捌きで最高だった。